揺動ベッド ブログ (YB fulful suima)

赤ちゃん用【suima】から始まった揺れるベッドは、保護者の方の声から福祉用ベッド【fulful】の開発へとつながり、要望が多かった大人用【YB】へと 発展を遂げました。 身長方向へ4cm揺れるベッドは、振動(バイブレーション)とは全く違う 未体験の刺激を身体へ与えることができます。 身体を揺らすことで得られるプラスの効果をぜひご体感ください。

動くベビーラック(ベビーチェア)とスイマのどちらがいいのかという質問は以前から多いのでWEBサイトにも書いているのですが、先日もあったので改めて説明しておきます。
動いてあやすことはほぼ同じです。ほとんど同じかと思えますがベビーベッドとベビーチェアなので、「ベッド」と「いす」と考えるとそもそもの目的が違っていることはお分かりになると思います。ただ、ベビーチェアは傾きを変えられるので背もたれを倒すとほぼ横向きで使えます。こうするとベッドに近くなるので、どちらにも使え便利に思えます。実際にそうだと思います。
ただ、私たちは寝るのはベッドがいいと考えています。
生まれて間もない時は包まれた状態がいいのですが成長するにつれて、体が動ける方がいいと考えています。赤ちゃんをあやすのも大事なことです。動かすことは成長に欠かせない生理的な「刺激」なのだと思います。動かすことによって、かなりの確率で赤ちゃんは寝てしまいます。この時、ベッドであればそのままの睡眠で大丈夫です。ここがスイマをお勧めする最大の理由です。

排痰は重要なことですが、揺動ベッドでも役立つという話です。
展示会で体験される障害者の方で時々揺られている最中に痰が上がってくることがよくあります。揺動ベッドの動きが排痰を促しているように見えます。呼吸リハビリテーションをすることで排痰をしやすくすることなど知られているので、揺動ベッドでも同様のことが起こっているのかもしれません。
揺動ベッドに詳しい専門家の方々は排痰について当然のように気づかれているようです。

揺れが苦手なお子さんもいるので、誰もが揺動ベッドの恩恵を受けるわけではありません。
ただ、合うお子さんはかなりいて、驚くべき光景を何度も見ました。というのも、揺らして数分で拘縮が緩むことです。目に見えて体が緩んでいきます。親御さんから見ると体が楽になって、呼吸もしやすくなり、本人も喜んでいると言われます。ただ、揺らすのを止めると残念ながら時間とともに元に戻って行きます。
施設で使うと時間も限られるので自宅でも使うといいのですが、結構な値段なのでなかなか難しいようです。自宅で使ってあるところでは、ほとんどが毎日必需品として使ってあります。

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